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霧島工房 アイマス同人界の隅っこで蠢くピコ手改めフェム手サークル
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律子オンリー、3年ぶりの単独開催!

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うたた寝

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今度は、孤高の歌姫、如月千早ノベルアンソロジー!
novel_Rを超える20名が紡ぐ旋律に、乞うご期待!!



5/3 MyBestFriends2(Duo)
J24 にて、On Stage!!
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「ただ今戻りましたー」
 ……返事はない。明かりがついていたからまだ誰か残っているものだと思ったのに。いや、そもそも事務所の鍵は開いたままだった。誰もいないというのであれば、不用心にもほどがある。いくら零細事務所だからといって、金目のものが全くないわけでもないというのに。
(やれやれ……こんなこと律子が知ったら……)
 自分が担当しているアイドルの顔を思い浮かべる。元々事務のバイトだった彼女を半ば強引にデビューさせて早三ヶ月、何かと衝突することも少なくはないし、随分とお小言を頂いたこともあるけれど、最近少し、俺に対しての風当たりが弱くなってきたような気も、しなくはない。
 そう、そのお小言だ。プロデューサーである俺だけでなく、事務を取り仕切っている音無さん、挙句社長にまで物怖じせず物申すその姿は、アイドルというよりももはやいっぱしのお局様といっても過言ではない。しかも、なまじ正論な上に、彼女の「事務員」としてのレベルも非常に高いから誰も反論できない。そんな彼女がこんな事務所の状況を知ったら、柳眉を逆立てて烈火の如く大噴火をおこすに違いない。
(このことは俺の心にしまっておこう……)
 アイドルにはやっぱり笑顔が似合う。あまり眉間に皺ばかりつくらせているのもどうかと思うし、余計な気苦労を負わせる必要もない。決して律子が怖いからとか、そういった理由ではない。断じてない。
(さて、と。俺も残務を片付けて……ん?)
 自分の机に向かおうと事務室のドアを開けると、誰もいないと思っていたそこに、一人の人影があった。机に突っ伏した状態で、丸まった背中がかすかに上下している。
「すー…………すー……」
 規則的に聞こえるかすかな息遣いが、全力で「寝ている」ということを自己主張している。ゆらゆらと揺れるお下げ、横顔から覗く眼鏡、間違いなく――
(律子……まだ残ってたのか)
 時計の針は十時を軽く回っている。今日はオフだったはずなのにここにいるってことは、また事務仕事を片付けていた、ということだろう。アイドルデビューしたとはいえ、まだ律子に事務仕事を頼らざるを得ない状況というのは、担当プロデューサーとしては少々申し訳ないというか、悩ましいというか、そういう思いを禁じえないのは事実だ。
 もっとも、本人は「好きでやってることですから」なんて笑って言うわけだが。
「ん……しゃちょう、だめですって……」
(夢の中でまで社長に駄目出しか)
 律子らしいといえば律子らしい。でも、そんな寝言を漏らす横顔は、いつもよりなんだかあどけなく感じる。
(ま、まだ二十歳にもなってないわけだし、な……)
 無防備な寝顔を見ていると、なんだかいたずらをしたくなってくる。足音を忍ばせて、そっと律子に近づく。
(……こうやって改めてみてみると、やっぱりかわいいな……)
 ……いや、何を考えているんだ。これじゃ親馬鹿ならぬプロデューサー馬鹿じゃないか。指を伸ばして、律子の頬をつついてみる。
「ん……ぅぅん……」
(熟睡してる……)
 よっぽど根を詰めていたのか、起きる気配はない。それじゃあ、とばかりに、トレードマークのお下げを手にとって、律子の頬をくすぐってみた。
「んん……くすぐったぃ……」
(まだ、起きないか)
 反応はあるけど、それでもまだ起きる気配がない。一体、いつからこうやっているのだろう。なんだか少し、申し訳なくなってくる。
(それじゃあ……)
「…………きゃぅっ! ふゎっ?」
「お、起きたか?」
「ぷ、ぷろでゅー……さー?」
 目をしばたたかせて、手を耳にやって律子が飛び起きた。さすがに耳に息を吹きかけたら目も覚めるか。
「おはよう、律子。よく寝てたみたいだな」
「おはよう……ございます。って、何してるんですか、セクハラで訴えますよ?」
「おいおい、勘弁してくれよ」
 起き抜けとは思えない勢いに苦笑いが漏れる。でも、律子はこれくらいでないとやっぱり調子は狂う。
「それより、涎、たれてるぞ」
「え? ええっ?」
「ははは、冗談だって」
 あわてて口元をぬぐう律子の姿がおかしくて、思わず笑いが漏れる。
「もう……あんまり笑えませんよ、その冗談は」
「そうか、それは残念。ところで、あまり根詰めすぎるなよ? 律子の本業はアイドル業なんだからな」
「大丈夫ですよ。今日はちょっと……油断してただけですから」
 油断、か。確かにいつもピシッとしている律子らしからぬ姿を拝見できたわけだし、油断といえば油断かもしれない。
「律子にもそんな時があるんだな」
「私だって人間ですよ? そりゃあ、たまにはそういう時だって……」
「それもそうか。いや、でも律子の寝顔、中々キュートだったぞ」
「なっ……!」
 顔を真っ赤にして、律子が固まる。こういう姿も、普段中々お目にかかれるものじゃない。まだまだ俺の知らない律子の表情があるんだな、なんて改めて思う。
「ばっ、ばかなこと言ってないで、ほら、もう時間も遅いんだし、ちゃっちゃと帰りましょ! 明日もお仕事でしょ?」
「ん? ああ、でも俺はまだ少しやることがあるから、律子は先に帰っていいぞ」
 時間も時間だし、そこまで付き合わせるのも気が引ける。でも、律子は満面の笑みで、首を横に振った。
「いいです。ここでちゃんと真面目に仕事をやっているか、監視しておいて上げますから」
「おいおい、俺ってそんなに信用がない?」
「担当アイドルが居眠りしているところにいたずらをするようなプロデューサーを信用しろ、という方が無理じゃないですか?」
 う……笑顔が怖い。どう見ても、目が笑っていない。こういうときの律子は、本当に怖い。
「い、いや、それとこれとは……」
 思わずしどろもどろになってしまった俺を見て、不意に律子が相好を崩した。
「……ふふ、冗談ですよ、冗談。私もまだ少しやることが残ってますから、一緒にちゃっちゃと片付けましょ」
「……まったく、律子にはかなわないな」
「ん? 何か言いましたか?」
「いや、別に。よし、じゃあぱぱーっと片付けちまうか」
「ええ」
 うん。やっぱり、律子はこうでなきゃいけないな。
 改めて、そんな風に思った。

鋭意、挿絵希望! 霧島です。
いや、半分冗談です。(笑)

なんか、こうやってHPにSS上げるのも久しぶりな気がしてなりません。
もうちょっとこう、HPにSSを上げていけたらなぁ、とは思うものの、如何せんオフラインの活動が忙しいのとあと、自分結構短い話を書くのが苦手なんですよね。
苦手って言うか、向いてないっていうか。
そんなわけで、あまりHPにはSSが上がってこないわけです。ええ。

というわけで、今回のテーマは、「律っちゃんのほっぺをつんつんしたい!」でした。(笑)
いや、ほんとに。
それだけのために書いたといっても過言ではありません。
ほっぺをつんつんしたいよね? したいよね??
あと、ふよふよと踊るアホ毛を上からぽふぽふしてみたりとか、お下げでこちょこちょしてみたり、とか。

でもまぁ、πタッチの方が……おや、こんな時間に誰だろう。
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【2009/04/25 19:56】 | SS(もどき含む) | トラックバック(0) | コメント(0)
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管理人:霧島義隆

霧島義隆

元765プロ所属、今は律子と一緒に独立してとあるデレマス事務所「律子ぺろぺろの会」代表。気付いたら個人でもS3、事務所もs3。他、アケマス・アイマス2・アイモバ・ミリマスでもアイドルマスターの称号を取ったので自称5冠。ただしミリマスは引退済み。
なんちゃってSS書き。色々こじらせてめんどくさいと言われがち。

口癖は #律子ぺろぺろ
危ないので石は投げないでください。

個人ID:57798220
事務所ID:6698

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