霧島工房 アイマス同人界の隅っこで蠢くピコ手改めフェム手サークル
次のイベントは コミックマーケット88 日曜日 東 メ-21a です!

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律子オンリー、3年ぶりの単独開催!

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偶像

こちらはアイマス1時間SS参加作品です。
あらかじめご承知置きください。




「あこぎな商売ですよね」
「……いきなりなセリフだな」
 十八の娘の口から出る言葉としては、少々似つかわしくない言葉だろう。正直な所、口語的な言い回しではないと思う。でも、それが彼女――秋月律子、頭がよくて、ちょっと理屈っぽくて、それでも、世を騒がすトップアイドル――の口から出たなら、まぁ、ありえなくもないかなと思えてしまうのも、それはそれでどうなのだろうか。
「時々思うんですよ。私なんかがアイドルって、どうなんだろうなって」
「律子の場合、時々じゃなくてそれはしょっちゅうじゃないのか?」
 そもそも、プロデュースを始めたときからそうだった。こんな自分をプロデュースするなんて正気の沙汰じゃない、冗談も程々にしたほうがいい、他にいくらでも可愛い子はいる――自分がアイドル候補生だというのに、デビューすると言われた時にそんなことを並べ立てる候補生なんて、世の中捜しても早々いないだろう。
「……まぁ、確かにしょっちゅうかもしれませんけど……」
 そしてそれは、ある程度売れてきた今になっても変わらない。まるで発作のように、事あるごとにこのセリフを繰り返す。気持ちがわからないでもない。今日は、先日のオーディションで負けたばかりだ。大体こういう時の律子はネガティブスイッチが入ると相場が決まっている。負けたと言っても僅差、ほとんど審査員の気まぐれレベルで負けただけだというのに。
 自分を客観視できることは悪いことではない。でも、律子の場合は自分を過小評価しすぎる事が多い。正直そこは、プロデューサーとして歯がゆいことこの上ない。
「いいんだよ。律子はアイドルなんだから」
 律子の顔に、疑問符が浮かぶ。何を言ってるの? 無言で先を促す律子に、言葉を続ける。
「CDの売上を見ろ。オリコンで一桁順位に食い込んでくるレベルだ。ライブチケットの売れ行きを見ろ。一般販売は十分と持たない。それだけの人間が律子を支持してくれてるんだ」
「それは、まぁ……でもそれって、私たちの戦略が上手くいってるだけっていうか、騙してるっていうか……いつか化けの皮がはがれるんじゃないか、って……」
「律子は頭がいいけど、馬鹿だな」
「なっ!」
 馬鹿と聞いて、律子の頬に紅がさす。ちょっと言い過ぎたかな……と思いつつ、先を続けた。
「みんな、そんなことは承知の上なんだよ。みんな、アイドルの秋月律子に騙されたがってるんだよ」
「アイドルの、秋月律子……」
「本当の律子がどういう子なのかなんていう話は、本質的な話じゃない。無論、そういうことも気にされるけど、アイドルってのは結局の所偶像だ。アイドルとしての律子に求められるのは、その偶像を崩さず、どこまでもファンたちを騙し続けることだ。そうじゃないか?」
「それは……まぁ……」
 不承不承と言った風に、律子がうなずく。
「あこぎな商売だよ、実際。詐欺かもしれない。でも、そうやって築き上げた『秋月律子』は、偶像かもしれないけどファンにとっては実像だ。張りぼてかもしれないが、詐欺を働いた俺たちには最後まで詐欺を働きとおす義務がある」
「……なんだか、酷い話ですね」
 酷い、と言いながら律子の表情には深刻な色は感じられない。つられるように、俺も笑う。
「ああそうさ。酷い話だよ。俺たちは一流の詐欺師さ。さしずめ、夢と欲望を弄ぶ詐欺師、ってところか?」
「あはははは。確かに。でも、同じ詐欺師なら、教科書に載るくらいの詐欺師になりたいですね」
「詐欺師が教科書に載るかどうかは微妙な所だがな」
 確かに、と律子も笑う。そこに、「あこぎな商売ですよね」とこぼした少女の影はない。今回もまた吹っ切ってくれたようだ。
「んー。なんかすっきりしました」
「そうか。そりゃよかった」
「でも、もしかして一番の詐欺師って……プロデューサーなんじゃないですか?」
 いたずらっぽく律子が笑う。なるほど、それはそうかもしれない。でも、律子にそんなことを言われるってのは――
「そいつは、光栄だな」
 最高の勲章じゃないだろうか、そんな風に感じた自分が、いた。
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【2011/01/28 23:14】 | SS(もどき含む) | トラックバック(0) | コメント(0)

不覚

こちらはアイマス1時間SS参加作品です。
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「合格は1番と6番、他の子は帰ってもらってもいいから」
 ……私の番号は、そこにはない。つまりは、不合格、ということだ。それまで主体的に関わってきたその空間から、一瞬にして切り捨てられる感覚――天国と地獄、なんていう陳腐なフレーズが、脳裏をよぎる。
「合格者との差は、わずか……勝てない勝負ではなかったのですが……」
「そうだな……」
 プロデューサーの顔にも、隠しきれない悔しさが滲んでいる。でも、例え紙一重であったとしても、負けは負け。勝者と敗者を分かつその一重は、あまりにも分厚い。
「……ここでこうしていてもしょうがない。事務所に戻ろう」
「……はい」



 オーディションの結果に関係なく、空には星が瞬いている。身を切る風が、まるで不合格を責め立てるようにも感じられる。
「……久しぶりだな」
「え?」
「こうやって、オーディションの後、まっすぐに事務所に帰るのは」
 そう言って、プロデューサーが自嘲気味に笑う。その笑いは、どこまでも苦い。
「そう、ですね」
 思えば、ここ最近オーディションで負けるということがなかった。勝って当たり前、そんな傲慢さ、慢心がなかっただろうか。ふと、自問自答してしまう。
「次は、合格しような」
「……はい」
 雨降って地固まる――いや、固める。この不合格を、決して無駄にはしない。改めて、心にそう、決めた。
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【2011/01/14 22:57】 | SS(もどき含む) | トラックバック(0) | コメント(2)

ライブに向けて

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↑絶賛委託中です。霧島です。
割と切実によろしくお願いいたします。m(_ _)m

さて。
気づいたらライブも近付いてきました。
自分の気持ちを整理するためにも、ちょっと色々吐き出してみようと思います。
ネガな内容も混ざっていたりする気もしたりしなかったりするので、ライブ前に嫌な思いを少しでもしたくないと思われる方はGo Backを推奨します。
続きを読む
【2011/01/08 13:34】 | その他 | トラックバック(0) | コメント(2)

明けまして委託開始

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明けてしまいましたね。霧島です。
そろそろ世の中も通常運用でしょうか。
僕は働きたくないでござると呟きながらも糊口をしのぐために副業に精を出す日々であります。

と、いうわけで。
コミックマーケット79、お疲れ様でした。
沢山の方にお運びいただき、また沢山の方から励ましの言葉をいただき、そして沢山の方にnovel_Ykを手に取っていただき、編集者としてこの上なき喜びを感じております。
今回残念ながらお越しいただけなかった方も、とらのあな様にて委託が始まりましたので、よろしければご利用いただければ幸いです。

こちらから

また、今後のイベントにも持ち込む予定ですので、そちらも合わせてよろしくお願いいたします。

今年は今のところ「今後」のことは決まってませんが、さしあたり2月のイベントには個人誌を出そうと画策しておりますので、今年もまた、霧島工房をよろしくお願いいたします。
【2011/01/05 17:43】 | 同人活動 | トラックバック(0) | コメント(0)
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管理人:霧島義隆

霧島義隆

元765プロ所属、今は律子と一緒に独立してとあるデレマス事務所「律子ぺろぺろの会」代表。気付いたら個人でもS3、事務所もs3。他、アケマス・アイマス2・アイモバ・ミリマスでもアイドルマスターの称号を取ったので自称5冠。ただしミリマスは引退済み。
なんちゃってSS書き。色々こじらせてめんどくさいと言われがち。

口癖は #律子ぺろぺろ
危ないので石は投げないでください。

個人ID:57798220
事務所ID:6698

一緒にぺろぺろする方、募集中です。

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